埼玉県は江戸(東京)に隣接した立地から、江戸時代には大消費地へ酒を供給する酒処として栄えてきました。秩父山地に降る雨雪が地中に浸透し、関東平野に湧き出す清冽な伏流水が酒造りを支えています。
蓮田市の神亀酒造は「神亀」ブランドで全国的に有名で、1980年代にいち早く全量純米酒蔵へ転換し、純米酒ブームの先駆けとなりました。その信念ある酒造りへのこだわりは今も引き継がれています。秩父市周辺にも老舗の酒蔵が点在し、秩父の山々の恵みを活かした個性的な酒を醸しています。東京の消費地に近いため、都内の飲食店でも埼玉の地酒が気軽に楽しめる環境が整っています。